一人暮らしを始めて、仕事や学校が忙しくなった頃に誰もがふと思う悩みだと思います。
今回こちらの記事では簡単便利で私たちの強い味方『冷凍食品・レトルト食品』で健康的なのは一体どれなのか?『栄養・保存・扱いやすさやアレンジ・美味しさ』と『おすすめの活用法』や『それぞれのおすすめ』を管理栄養士さんのアドバイスをいただきながらまとめました。
何かのお役に立てれば幸いです。
冷凍食品の活用法
皆さんは冷凍食品と言うとどのようなイメージをもっていますか?
冷凍のたこ焼きやお好み焼き?餃子やパスタ、炒飯?
そのようなイメージを持っていた人はスーパーの冷凍食品コーナーを回ってみましょう。
実は、冷凍食品は調理済み食品ばかりではありません!
冷凍野菜、海鮮類、揚げる前のコロッケなど、調理前から調理途中の食品もたくさん展開されています。
冷凍食品の栄養面
「冷凍されたら栄養は減っているのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、大丈夫です。冷凍食品は発展した冷凍方法により栄養面が変化することはほぼないんですって。
≪冷凍食品は調理前と調理済みのものがあります≫
- 調理前の冷凍食品
調理前の食品を利用して下処理なしで副菜を準備しやすい
- 調理済みの冷凍食品
調理済みになればなるほど簡単に、献立全体の一品になり得る
冷凍食品の保存性
冷凍食品は消費期限が長く、年単位のものもあります。そのため、忘れ腐らせるリスクはかなり低いので便利ですよね。
冷凍食品の安全性
気になる保存料や食品添加物。実は、冷凍食品はブランチング(下処理)から急速冷凍(約-20℃)というかなり精密な手法で冷凍されており通常の冷凍よりも菌の繁殖がこの時点でかなり抑えられています。そのため、食品添加物や保存料はあまり気にする必要はありません。ただ、冷凍でしか保存できないので、冷蔵庫の整理と計画的な利用を心がけましょう。
冷凍食品の扱いやすさ
冷凍食品は時短とアレンジがしやすいところも強みです。
既に野菜は下処理、カットされているものも多く無駄な手間が省けます。
最近では、お弁当用やセットされている冷凍食品で置いておくだけで解凍される便利なものまであります。
(https://www.ffa.ajinomoto.com/enjoy/shizenkaito/lineup 味の素:自然解凍ラインナップの公式ホームへ飛びます。)
冷凍食品の美味しさ
スーパーなどの冷凍の調理済み食品は比較的美味しいと言えます。
しかし、どうしても「冷凍食品の味」から離れることが難しいのが現状です。
ここはお取り寄せに負けてしまう部分でしょう。
冷凍食品〈おすすめ〉
(冷凍野菜シリーズ)
カット冷凍野菜:ブロッコリー、ほうれん草・小松菜、じゃがいも・里芋・長芋、揚げ・焼き茄子、ミックス野菜など
(惣菜シリーズ)
6種の和惣菜(ニッスイ)、豚バラ大根の煮物(ニチレイ)、無印の冷凍食品シリーズ(無印良品)(特におすすめです!)
レトルト食品の活用法
冷凍食品との違いとして、レトルト食品の定義は「食品を気密性・遮光性のある容器包装に入れ、密封した後、加圧加熱殺菌したもの」(参考:日本農林規格)とされています。
例としては、レトルトカレー、スープ、中華や丼の素、さばの水煮缶などです。
レトルト食品の栄養面
レトルト食品の栄養面に満点はなかなかつけられません。単純にそのまま使用すれば携帯・保存の役割の方が強く、料理の補助の役割が大きく栄養面では冷凍食品に劣ります。
そのため、調理中に材料を足したりしなければ栄養面としての点数を改善することが難しいと言えるでしょう。
レトルト食品の保存性
レトルト食品の特徴と言っても良い部分です。
常温で長期保存が可能なため、災害時や非常食に使えるレベルであること。
この力が突出しているので、栄養面を考えなければ便利さでは引けを取りません。
レトルト食品の扱いやすさやアレンジ
中華の素や丼の素などは皆さんも使用した経験があるのではないでしょうか。
非常に扱いやすく後片付けも楽なので重宝すると思います。
しかし、栄養面でもお伝えした通り少しボリュームや具材の量に欠ける部分がありますので、日常ではアレンジの手間は必要と言えます。
レトルト食品の 美味しさ
全体的な美味しさは問題ないと思いますが、やはり冷凍食品と同じく「レトルトの味」というものがあります。
その味が気に入ればとても便利なものになりますが賛否両論な部分も多いでしょう。ただ、真空パックという技術が発展しており、物によっては非常に美味しいレトルト食品もありますので、探してみるのもありでしょう。
レトルト食品<おすすめ>
- パスタ(日清フーズ)・中華の素(丸美屋や江崎グリコ)シリーズ
- レトルトカレー(無印良品もおすすめ)
- 野菜たっぷりスープシリーズ(KAGOME)
- レトルト惣菜おかず15品目セット(楽天・amazonなどネット)
『お取り寄せ』活用法
お取り寄せはスーパーの冷凍食品やレトルトとは少し違った特徴があります。
グルメとして扱っている業者が多く、美味しさに尖っている部分が大きいです。
勿論、惣菜セットなど少し一人暮らしでは手間がかかる料理をセット販売しているところもあります。
自分の住んでいない地域の味や名産品、プロの調理と謳っているところもありますので、お客さんを招いた時や少し贅沢したいなどに利用するのも良いでしょう。
お取り寄せの栄養面
栄養面が目的ではないことが多いのですが、上手く主食・主菜・副菜のどこかにお取り寄せを組み込むことが重要です。例えば、老舗のコロッケをお取り寄せしたなら主菜に、惣菜セットお取り寄せしたなら副菜の一品に活用すれば栄養バランスが崩れることはありません。冷凍食品の考え方と共通する部分もあります。
少し気になるのが塩分。外食と同じく、美味しい料理は多少濃い味付けが多いものです。お取り寄せを頻回に利用しすぎるのは注意が必要です。
しかし、美味しい料理は心の栄養です!時には贅沢して楽しむことも良いでしょう。
最近では管理栄養士が監修し、調理したお弁当を冷凍した状態で持ってきてくれる「宅配食」というサービスもおすすめです。カロリー・塩分制限など食事療法に特化したものもあり、栄養面満点を取れるものも多くあります。
お取り寄せの保存性
お取り寄せには、「常温」「冷蔵」「冷凍」の3つの種類があります。注文前にしっかり確認しておきましょう。
冷凍での調理済み食品は勿論、比較的長期間の保存が可能です。しかし、作りたてに近いものも多く当然長期間保存はききません。通常の食品を同じくらい冷蔵庫に入れられる程度なので、早めにいただきましょう。
お取り寄せの 扱いやすさやアレンジ
既にプロによって調理されているので完成しています。
アレンジができないというより必要ないというのが正しいでしょう。
ただし、リーズナブルな物もありますが一人暮らしの方々には少し値段が高いことは否めません。その点はお財布と相談しましょう。
お取り寄せの美味しさ
美味しさは勿論、今回のテーマでは一番だと言えます。
外食している感覚と同じものが多く、その土地の名産など味わえるところが魅力です。
お取り寄せ<おすすめ>
(主食として)讃岐うどん、551豚まん、お好み焼き
(主菜として)ハンバーグ、ステーキ、ローストビーフ、海鮮グルメセット、
(一人暮らしとして)中華3点セット、パスタソース、大東園のスープなど



まとめ
今回、冷凍食品・レトルト食品・お取り寄せについての長所と短所を考察しました。
その中で主食・主菜・副菜をしっかり揃えて栄養バランスを整えることが健康的に活用する第一歩です。そのためには、調理済みの食品に頼り過ぎず上手にアレンジして使うことも必要でしょう。
一人暮らしにおいては、栄養面以外にも保存、扱いやすさ、美味しさは全て必須と言えますので、場面ごとに使い分けるというのが賢い選択ではないでしょうか。
最後までありがとうございました。