毎年2000人前後の患者数で、鶏の生や加熱不足によるカンピロバクターの食中毒が起きており、2016年には「新鮮だからこそできる鶏ささみ寿司」とアピールされた加熱不十分な鶏肉を食べて500名を超える患者が発生した事案があります。
「鶏肉って新鮮だと、生で食べても大丈夫」
「鶏肉は表面側面がしっかりと焼かれていたら中が生でも大丈夫」
「お店で出されたものだから、きっと中が生でも大丈夫」
そう思ってしまう人も結構多いのではないでしょうか?
今日はその鶏肉の生焼けを食べると大丈夫ではない理由と、食べてしまったときの症状はどのようなものがあるのかを見ていきたいと思います。
『鶏肉の生焼け』が大丈夫ではない理由
鶏肉は豚肉と同様、部位にかかわらずしっかりと焼く必要がある食材です。
鶏肉の半分以上は『カンピロバクター』という細菌が付着しているというデータを確認しました。
厚生労働科学研究(食品安全確保推進研究事業)
「と畜・食鳥検査における疾病診断の標準化とカンピロバクター等の制御に関する研究」平成26年度報告
主任研究者:朝倉宏(国立医薬品食品衛生研究所食品衛生管理部第一室長)
○市販鶏肉のカンピロバクター汚染率 検体 鶏モモ肉 鶏ムネ肉 汚染率 11/26 検体( 42% ) 12/30 検体( 40% ) 引用元:厚生労働省ホームぺージ
またサルモネラ菌も付着している可能性もあります。
そして牛肉のように表面にだけ菌がいるのではなく、
鶏肉はお肉の内部にまでウイルスや菌が入り込んでいる可能性が高いため
鶏肉は必ず中心部分まで良く焼く必要があるのです。
何かのイベント会場などで、唐揚げや焼き鳥などもよく見かけますよね?
食品衛生のことをよくわかっていないアルバイトのが提供している場合も大いにあり得るので、「ちゃんと火通ってるかな?」と自分の目で確かめてから食べるようにしましょう。
『鶏肉の生焼け』を食べた時の症状
『カンピロバクター』をはじめ『サルモネラ』や『о157』に感染したときの症状については下痢、腹痛、発熱や頭痛、吐き気、倦怠感があるとのこと。
まれですが、1歳以下の乳幼児や高齢者など抵抗力が弱い人だと重症化することもあります。
カンピロバクターにかかった後1~3週間で、ギランバレー症候群という急速に手足の筋肉の筋力低下が起こるということもあります。今は普通の生活を送っていますが、私の知人はこの病気で一時入院していました…ある日突然買い物袋を持つことができないくらいの状態になり入院…になったようです。
(※腸管出血性大腸菌о157は発症するまでに1~14日かかるそうです。)
『鶏肉の生焼けが大丈夫ではない理由 動画で確認してみよう。
『鶏肉の生焼け』が大丈夫ではない理由 画像で確認してみよう。
食材の半分以上は『カンピロバクター』っていう細菌が付着しているといわれいるよ

また鶏肉は生で食べることは非常に危険とされている食材です。
中心までしっかりと焼いて食べましょう

まとめ
鶏肉は豚肉と同様お肉自体に危険なウイルスや菌に汚染されている可能性が高く、中心までしっかりと焼く必要があるお肉だと理解できましたね。
食中毒の症状の多くは腹痛や下痢などですが、重篤になるケースも存在します。
特に小さなお子様、ご高齢の方を中心に気をつけなければいけません。
家での調理する際は2次汚染や、材料を切る順番なども工夫し、生肉には必ず菌が付いている!くらいの認識で調理をすることで食中毒のリスクを下げることができます。
外食の際は火の通っていない鶏肉に出会ったら必ずお店の人に報告するようにしましょう!
最後までありがとうございました。