ここでは『玉ねぎのみじん切り』をご紹介いたします。
玉ねぎのみじん切りは調理師専門学校でもテスト項目の一つです。これを習得することで、包丁使いの基礎が数多く学べるので、必ず出来るようになっておきたい切り方の一つです。
- 包丁(小さい包丁はあった方がやりやすいですが、大きい包丁だけでも大丈夫です。)
- まな板(まな板がガタつく場合は下に濡らして絞ったタオルを敷くと安定します。また100均の滑り止めシートもおすすめです。)



玉葱のみじん切りの方法

途中までは小さな包丁があれば、小さい方が使いやすいと思います。なければ大きな包丁でも問題ありません。
➀玉葱の皮を剥く
そのまま剥いてもいいのですが、玉ねぎは水に濡らした方が皮が剥きやすくなります。

小さな包丁があれば小さな包丁でカットするのがおすすめです。
調理の専門学校では、項目③(玉葱に縦の切込みをたくさん入れるところ)までペティナイフですることを教えてもらっています。
少しやりにくいかもしれませんが、大きな包丁でも出来ます!
※この写真ではほとんど大きな包丁を使っています。
玉葱の頭の方(根っこが付いていない方)をカットします。
※完全に切り落とさずに皮一枚を残して皮の端を摘まんで根っこの方に向かって剥いていくと、玉葱の皮が剥きやすいのでお勧めです。
玉葱の皮をむく時は包丁の『刃元』を使うと剥きやすいです。
玉葱の皮が全部剥けたら

根っこの部分を、そぎ落としておきます。

②玉葱を半分にカットする
玉葱を縦半分にカットします。(繊維に沿ってカットします。)

③縦に切り込みを入れていく。
切り口を下にして玉ねぎの頭を自分の方向に向けて、
自分の利き手側から順番に切り込みを入れていきます。
『ひとさし指』『中指』の第一関節・第2関節をしっかりとまげて、
包丁を添わせるように切ることが大切です。

この縦の切込みでみじん切りの大きさが決まります。
細かいみじん切りにしたい場合は、ここでちゃんと細かくカットを入れておかないと、あとで時間がかかってしまいます。
端まで切込みを入れることができたら、側面にも切り込みを入れておくと
後でみじん切りで太い部分が出てくる問題を解決できます。

ここからは必ず大きな包丁でカットしていきましょう。
④横に切り込みを入れていく
上から順番に切り込みを入れていきます。
包丁の刃元が親指の下を通ることを確認してから、
包丁を大きく引いていくとケガをしにくいです。
利き手と逆の手は玉ねぎを上から抑える感じで持っています。
(必ず包丁の向こう側に指がないことを確認して切っていって下さい。特に切れない包丁を使っていると包丁に力が入りすぎたりして危険なので充分に注意してください。)

⑤みじん切りにしていく
切込みを入れた方から順番に
沿えている手を少しづつずらしながら切っていきます。

玉葱が持ちにくくなってきたら、玉ねぎをパタンと倒して
切りたい大きさに合わせてカットしていきましょう。

この部分は切り込みが入っていないので縦・横とカットする必要があります。
最後に不揃いの部分だけ集めてカットしていくといいです

最後に包丁についている玉ねぎを落として
大きい部分があればカットして大きさを揃えます。

※みじん切りを、さらに細かくしたい場合
利き手と逆の手を包丁『ミネ』の部分に添えて、テコの原理?を利用してカタカタすると
さらに細かくなります。


出来上がり


まとめ
私は玉ねぎのみじん切りができるようになるまで、何度も何度も練習しました。
この玉葱のみじん切りは調理師の専門学校のテスト項目のひとつでもあります。
玉葱のみじん切りができるようになれば、ある程度の食材は難なく切れるようになります!
時間のある時に、ゆっくりゆっくりと練習していきましょう。
最後までありがとうございました。